Vampire’s Fall: Origins 見た目はUO、中身はTES
いつもゲーム探しの参考にしているゲームキャストさんのブログで紹介されていたゲームです。なかなかやりごたえのある良質ゲームでした。
2000年以前のパソコンゲームテイストな画面とBGM、すごくUOっぽくて懐かしい雰囲気
ちなみにこれは「広大な森林に大量にある切り株の中から、父が家宝の指輪を隠した切り株を探すのを手伝って!」というクエスト。
切り株の数が半端じゃなく、本当に途方に暮れました。クエストギバーも途方に暮れてました。せめてヒントくらい遺してから逝ってほしい…。
怪しげな石像、思わせぶりな銘文
UOと違い、全地域がどんよりと暗く、陰鬱な世界観です。Witchmasterという魔王的な存在により村や町が蹂躙されており、村を滅ぼされた主人公(プレイヤーがある程度自由にキャラクターを作れる)はある理由からWitchmasterの他にもう1人の宿敵の影を追って旅することになります。
会話時の回答選択肢はよく考えて
RPGの基本、聞き込み
ちょっと捻ってあるのが
の流れにならないところ。会話には選択肢があって返答次第で展開が変わり、ただの村人だと思っていたら会話の選択肢でクエストギバーに変わったり。
また、クエストの進行度により、一度話しかけた時には普通の話をしていた人が次に話しかけた時にはクエストギバーになっていることも。このようにクエスト関連の印象はとてもTESっぽいです。オープンワールドということで、クエストはすべてどんな順で進めても問題ない作りになっています。
※ただし敵のレベルはスライド方式になっていないため、辺鄙なところを探索しに行こうとするといきなり強敵にやられたりします
硬派RPGだけど息抜き要素も…。
ニンニク狂団のメンバーに待ち伏せされ戦闘に
回答選択肢が「◯ね」単体なのがじわじわくる
地面に散らばるニンニク…
全身ニンニク姿からしてネタなのに、自信満々でニンニクを投げつけてくるとかもはやギャグ。しかもこちらのFocus (=MP)を大幅に回復する効果あり。
こちらはまともな正統派ハンター
返事の選択肢が"Wai...”。問答無用で襲われます。前は「待って、説明させてほしい」くらいの文字数があったのに段々短くなっている辺り、とても芸が細かい。最後どこまで短くなるのか興味は尽きません。
戦闘だけコマンド選択式
UOとTESのハイブリッド式ゲームながら、戦闘はコマンド選択式ターン制。4ターン目がコンボターンになっていて、その時点で溜まっているFocus値までスキルをいくつでも使えるようになっています。
コンボターンではコスト0の通常攻撃を入れられないため、すべてスキルを選択することになります。以降の戦闘のためにFocusをどれくらい残すか考えなくてはなりません。長期戦になるボス戦ではこのFocusコントロールで勝敗が決まることも。
唯一の難点は課金
敵を倒した後、ルート品の中に宝箱があった時、レアアイテム入りだと課金しないと開けられないのが難点(コモンだけでも宝箱の場合は広告見ないと開けられない)。Diabloのパク…オマージュゲームでもこの課金方式を見ましたが、私はこれが最も苦手です。宝箱がドロップするたびにアイテムガチャやってるのと変わらないよね…と思います。
ゲーム自体はとても面白いものですので、硬派なRPGを探している方にはとてもお勧めです。ゲームのわりと序盤で「対人もあるよ!」と悪魔らしき存在から勧められますが、スルーしても平気なのが良いところ。